From: 山端基靖
私は細かい男です。
「細かい男は妻に嫌われるものだ」
というのを結婚前から感覚的に理解していますが、結婚後も細かいです。
仕事部屋の物品は、使いやすさや効率を細かく考えて配置しています。
使った物品は、すぐに元の場所に戻します。
あるはずの物があるはずの場所にないと、イライラします。
洋服も細かく考えて片付けます。
たとえばパンツ。
7枚を日替わりローテーションで履くのですが、洗濯したパンツは、パンツ収納スペースの右側にしまいます。
そして、履く時は左側のパンツを取る。
すると、7枚がローテーションされますよね。
靴下やシャツも同じように、いろいろ細かく考えて収納しています。
細かく収納しないと気が済まないタチなんですね。
結婚後、妻が私の洗濯物を片付けてくれるようになりました。
「これは私の仕事」と思ってやってくれているようです。
そんなある日、洋服の片付け方を妻に説明しました。
「パンツをしまう時はこうたたんで右側に‥‥」
みたいな。
ですが妻はそのうち、左側にしまっていました。
しばらくそれに気づかず、私は2枚のパンツを日替わりで履いていました。
それぞれ色や柄が違うのにw
(気づけよ!って話ですが、習慣化された行動って、時に人の目を節穴にしますね)
洗濯済みパンツが左側にしまわれていることに気づいた時、「あれ!?」と思いました。
ですが、妻に指摘するのはやめました。
なぜなら、片付けてくれるだけで十分ありがたいからです。
他にあれもこれもしなくちゃいけない中、やってくれているからです。
ですのでそれからは、私が妻のやり方に合わせ、パンツを右側から取って履くようにしました。
これってちょっとしたことですが、自分の成長を少しだけ実感できた出来事でした。
結婚前から、「夫婦は仲良くするのが肝心」と頭では分かっていました。
ですが、具体的にどうすることで夫婦が仲良くなるのか、最初は分かっていませんでした。
結婚してだんだん分かってきたのが、
「生活の中の一瞬一瞬で、相手の善意を汲み取って相手の思いにはまっていくことが、夫婦仲良くなる方法だ」
ということです。
何かをプレゼントしたりされたり、面白いテレビ番組を観て一緒に笑ったり‥‥‥
そんなのは夫婦仲がいいのとはまったく関係なく。
生活の中の一瞬一瞬が大事なんだと分かってきました。
妻からすると、私の細かさなんかにいちいち振り回されたくないですよね。
私としても、妻には毎日家で気持ち良く過ごしてほしいですし。
であれば、ニコニコして相手に合わせればいいだけです。
細かいこだわりを押し付けなければいいだけの、簡単な話です。
夫婦は、お互い悪意はないのに、ちょっとのことで敵対します。
これって、自分のちょっとしたルールに相手をはめようとするからですね。
私自身、これからも気をつけたいと思います。
「生活の中の一瞬一瞬で、相手の善意を汲み取って相手の思いにはまっていくことが、夫婦仲良くなる方法」
ぜひ、心に置いていただければと思います。
ではまた。
山端基靖
※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです