FROM:山端基靖
ものには順序があります。
順序を守るから幸せでいられます。
たとえば、誰でもいつかは死にますが、
祖父母→親→子→孫
という順番で死んでいくほうが、家族にとって幸せですよね。
順序が飛んだり逆になったりするのは、辛いものです。
会社でも、
・社員が直属の上司を飛ばして部長に直談判したり
・反対に、部長が使い勝手のいい社員を、その社員の直属の上司に話を通さず使ったり
のような行為は、災いの元ですよね。
順序が守られてこそ、健全な経営ができます。
家庭には、親があって子があって孫がある、という順序があります。
親が孫を産むことはありません。
孫の面倒は子が見ます。
当然の順序です。
であれば、順序を守ってこそ、素晴らしい家庭になります。
たとえば、
〇おじいちゃんが息子(または娘)に何も言わず孫に直接何かをあげる
〇おばあちゃんが孫に小言を言う
のようにやるのは、順序違いです。
孫のためを思ってのことであっても、孫のためになりません。
逆効果です。
かわいい孫に何かをあげたいなら、息子(娘)に対して、
「あげてもいい?」
と訊いてからあげる。
または、「これ、孫にあげて」と言って息子(娘)に渡す。
これが、順序を守った姿です。
子供の面倒を見るのも責任をとるのも親です。
親は親で、子供のことに関して、何かにつけて神経を使っています。
かりに、おじいちゃんおばあちゃんの目から見て息子(娘)が頼りなくても、順序を守らないと、息子(娘)はいつまでも頼りないままです。
孫はいつまでも頼りない親に育てられることになります。
中にはこういう方もいます。
「うちの息子はダメだ!孫に期待!」
みたいな。
でも、どれだけ孫に肩入れしても、順序が守られていないと、長い目で見たときに失敗します。
息子がダメでも、孫をなんとかしたいなら、息子をなんとかするしかないんですね。
「順序を守ってこそ素晴らしい家庭になる」
ぜひ、心に置いていただければと思います。
ではまた。
追伸
今日の話は、孫を持つ方の立場から見てのものです。
逆の立場から相手を責める口実としては、使えません。
孫がかわいいのも何かをしてあげたいのも、愛情あってのことです。
なので、される側は、その思いを汲んで喜んで感謝する。
それが結果的に子供のためになります。
いろいろなご家庭で証明済みです。
山端基靖
※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです