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執筆者の写真山端 基靖

子供への些細なウソ


FROM:山端基靖

行く気もないのに、「今度食事にでも‥‥」と言って場を流すこと、ありませんか?

「今度お茶でも」

「今度飲みにでも」

「今度遊びにでも」

みたいな。

大人同士なら、社交辞令で済むかもしれません。

ただ、社交辞令であっても、守る気のない約束はしないほうがいいと思います。

同じようなノリで、その気もないのに子供に対して、

「今度ね」「あとでね」「そのうちね」

とやる方がいますが、これは子供を傷つけます。

それをやっている自分自身が、子供の頃に同じことをされて傷ついた経験をしているかもしれませんが。

子供がウソをつくと怒るのに、自分は平気でウソをつく。ごまかす。

ただの理不尽ですよね。不良教育(子供を不良にする教育)になります。

ここまで露骨じゃなくても、子供に対しての些細なウソが日常化している家庭は多いです。

たとえば、、、

子供:「お父さん、あそこのオモチャ取って」

父親:「お母さん、取ってやって」

みたいな。

自分が頼まれたのに、受け流して他の人に回すケースです。

こんなこと、会社の上司にやらないですよね?

「〇〇くん、そこの資料を取ってくれ」

と課長に頼まれたあと、課長の目の前で、

「Aさん、その資料を課長に渡して」

とか、やらないですよね?

反対に、自分が上司の立場で部下に同じことをされたら、嫌ですよね?

「お前に頼んだんだよ!」ってなりますよね?

上司と部下、という関係じゃなくても、頼み事をスルーされて他人に回されるというのは、嫌なものです。

偽(いつわ)る行為は当然「ウソ」ですが、正しくない行為も「ウソ」です。

いい加減な仕事をしている人のことを、「あの人はウソをやっている」と表現したりしますが、それと同じです。

自分がされたら嫌なことを子供には平気でする、という正しくない行為は、ウソつきの行為です。

そして、子供も同じことをするようになります。

ちょっとしたことですが、いいことも悪いことも、積み重ねが大きな結果をもたらします。

決して軽い話ではありません。

そんなわけで、、、

子供にウソをついていませんか?

ではまた。

山端 基靖

※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです



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